COLUMN — SEO

内部SEOとは?中小企業が今すぐ、お金をかけずにできる基本のこと

内部SEOと呼ばれる作業は、ページのタイトルの付け方から、サイト全体のつながり、表示の速さまで、性質の違う持ち場に分かれています。そして、その多くはお金をかけずに始められます。ここで扱うのは、その四つの持ち場と、手を付けていく順番です。他のサイトから評価を集める外部の対策と、広告の話は含めていません。

#SEO 約4分で読めます

検索エンジンから見えているもの

内部SEOという呼び方が指しているのは、サイトの中身を、検索エンジンに正しく伝わるよう整える作業です。検索エンジンは、ページを人の目で見るようには見ていません。ページに書かれている情報のほうを読み取って、何について書かれたページなのかを判断します。ですから作業の中身も、見た目を美しくすることではなく、情報の伝わり方を整えることになります。

目の見えない案内人に、店の中を言葉だけで案内する場面と似ています。何屋で、どこに何が置いてあるか。口に出して伝わらなかったことは、そのまま伝わらないままになります。

なお、ここで扱うのはサイトの内側だけです。他のサイトからリンクを張ってもらうような外側の対策は、土台が固まってからの話になりますので、今回は範囲に入れていません。

自社のサイトが「何屋か」を、文字だけで言い切れているかどうか。ここが定まらないままだと、この先の工程で何を直すのかも決めにくくなります。

どこから手を付けるか

内部SEOとして手を入れる場所は、大きく四つあります。手を動かす先はどれも自社サイトの中ですから、その多くはお金をかけずに始められます。

一つめがページのタイトルで、検索結果にそのまま出る一文が対象になります。二つめが見出しの階層で、大見出しと中見出しの並びを見ます。三つめがページ同士のリンク、つまり関連するページのつながりです。四つめが表示の速さで、画像の大きさや読み込みの重さがここに入ります。

この四つの並びは重要度の順ではありません。1ページの中で完結するものから、サイト全体に及ぶもの、技術的な判断が要るものへと、手の届きやすい順に並んでいます。

ページの看板になる一文

検索結果の一覧に、そのまま並んで表示されるのがこの部分です。「トップページ」という言葉だけで済ませず、「◯◯市の税理士事務所|相続に強い◯◯会計」のように、何のページなのかが一目で分かる言葉にします。

ご自身のトップページのタイトルを、声に出して読んでみてください。最後まで聞かなくても何屋さんかが分かるなら、その一文は看板の役目を果たしています。

見出しの上下関係

見出しは、文章の骨組みにあたります。大見出しの下に中見出し、という順番を守るだけで、検索エンジンはページの構造を理解しやすくなります。

ご自身のページを上から順に、大見出し、中見出しと拾っていってみてください。同じ階層のまま話題だけが切り替わっている箇所があれば、そこが並べ直しの候補になります。

ページ同士のつながり

サービスを説明したページと、その内容に関わるページ。関係のあるもの同士は、内部リンクで行き来できるようにしておきます。そうしておくと、読者も検索エンジンも、次にどこを見ればよいかで迷わなくなります。

表示が重くなる原因

ページが重いと、読者も検索エンジンも離れていきます。なかでも大きすぎる画像は、表示を遅くする代表的な原因なんですね。

三つめと四つめに自分で手を入れるかどうかは、ここで一度決めておいたほうがよいところです。リンクの張り方も画像の軽さも、ページ単位で直せる範囲と、サイト全体の設計に踏み込む範囲があって、後者は途中で止めると中途半端な状態が残ります。

効き方の速さと、続ける必要

内部SEOは、手を入れた翌日に順位が動くような性質のものではありません。数週間から数か月かけて、じわじわと効いてきます。ですから一度やって終わりにするものではなく、ページを増やすたびに同じ手順を通していくことになります。この続けていく部分が、いちばん大切なところです。

どのくらいで変化が見えるかは、サイトの規模や扱う分野の状況によって変わりますので、期間をここで言い切ることはできません。むしろ、見直す間隔を先に決めておくほうが、続けやすくなると思います。

自分で抱えなくてよい部分がある

すべてをご自身で抱える必要はありません。タイトルと見出しはご自身で、サイト構造や表示速度の設計は専門家に。この分け方が、いちばん無理のない進め方だと思います。

わたしたちは、内部SEOをいちばんの得意分野として取り組んでいます。派手さのある作業ではありませんが、土台として着実に効いてくる部分ですから、まずここからとおすすめしています。

AI検索へつながる部分と、作り直しが要る領域

タイトルと見出しの整理がひととおり済むと、次に関わってくるのは、その土台の上に書かれた文章がAIの検索結果でどう扱われるか、という話になります。検索エンジンに構造を伝えるための整理は、そのままAI検索・AIO対策にも活きてきますので、内部SEOを進めること自体が、そちらへの準備にもなっているんですね。

もうひとつ先に控えているのが、サイト構造と表示速度の作り直しです。画像を差し替えるだけでは届かず、テンプレートやサーバーの設定に手を入れる段階に入ります。ご自身で進めていって、この線に突き当たったときや、見直しが難しいと感じたときに、お問い合わせください。

FAQよくある質問

Q内部SEOと外部SEOは何が違うのですか。
A内部SEOは、自分のサイトの中を整える対策です。タイトルや見出し、表示速度、ページ同士のリンクなどが含まれます。一方の外部SEOは、他のサイトからリンクを張ってもらうなど、サイトの外側で評価を高める対策です。まず着実に効いてくるのは、自分でコントロールできる内側のほうです。
Q内部SEOは自分たちだけでもできますか。
A基本的な部分は、ご自身でも十分に始められます。タイトルの見直しや見出しの整理は、専門知識がなくても取り組めるところです。ただし表示速度の改善やサイト構造の設計になると、どこに原因があるのかを切り分ける判断が要りますので、その段階で制作会社にご相談いただくのがよいと思います。
Q対策してから効果が出るまで、どのくらいかかりますか。
A即効性のあるものではありません。数週間から数か月かけて、じわじわと効いてくる性質のものなんですね。ですから、焦らずに土台を整え続けることが、結局のところ近道になります。

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